夫が不倫した時、奥さんとしては心中穏やかではありません。奥さんが夫への愛情が薄くなってしまっている場合は別ですが、奥さんが夫のことを愛していればいるほど、憎悪の感情が湧き、不倫相手や不倫していた自分の夫に復讐したいという気持も沸いてきます。
しかし、何の考えもなく憎悪の気持ちをぶつけてしまうと、そんなつもりはなくても犯罪行為になってしまうこともあるうえ、結局自分だけが不幸になり、何も残らないなどということもあります。不倫した当人たちだけでなく、周囲に迷惑をかけてしまうこともあります。
そこで穏やかに、周囲に迷惑をかけることなく、自分の夫や夫の浮気相手に復讐する方法を紹介していきます。
目次
復讐する前に
愛している夫が、一時の迷いであったとしても他の女性と不倫していたとなれば、憎悪の気持ちがわいたり、許せないという気持が湧いてきて当然のことです。いったんそのような感情が湧いてしまうと、女性は周囲が見えなくなってしまうことがあります。
善悪が見極められなくなり、時には犯罪行為につながってしまうような復讐をしてしまうことも。周囲にまで迷惑をかけてしまうと、復讐するだけのつもりが、犯罪の加害者となってしまうこともあります。
自分の感情に任せて行動しないように、まずは友達や専門家などに話を聞いてもらって心を落ち着けましょう。心を落ち着けることで意外と冷静に復讐することができるようになります。自分以外の人が復讐の計画を知ることによって、犯罪になりそうな計画を忠告してもらうこともできます。
やってはいけない復讐方法
不倫した夫や不倫相手の女性への復讐の方法によっては、夫や不倫相手の心身を傷つけてしまうことがあります。明らかに不倫したという証拠があれば別ですが、証拠がなかったり、弱い場合には逆に慰謝料を請求されたり、傷害事件として訴えられ、自分が不利になってしまうこともあります。
そこでいくら復讐したいとは言え、やってはいけない復讐方法をまとめてみました。どんなに憎悪の気持ちが強く、復讐を企てたいと思っていても、次のような復讐方法は計画してはいけません。
暴行
不倫していた夫や、夫の不倫相手への憎悪の気持ちが強すぎて、殴る蹴る、髪の毛を引っ張る、飲み物をかけるなどの暴行的手段に出る人もいます。いくら自分の夫が不倫した復讐だといっても、暴行を受けた相手が被害届を出せば犯罪となってしまいます。
暴行を加えた上に、不倫の慰謝料などを要求したとなれば強盗罪にも問われる事もあります。
脅迫・恐喝
夫のスマホの電話帳やLINEで、不倫相手の連絡先が分かったからと言って、感情に任せて直接不倫相手に連絡を取ったり、電話をかけるのは良くありません。感情が高ぶって、ちょっとでも相手に対して不適切な発言をしてしまった場合、訴えられると脅迫や恐喝の罪になることもあります。
また、直接連絡を取った事から、周囲に不倫しているのがばれて、不倫相手が社会的信用を失ってしまった場合、逆に名誉棄損などで訴えられて、その責任を追及されることがあります。
退職要求
夫と不倫している相手が同じ職場の場合、いくら不倫の関係を解消させることができたとしても、会社へ行けば顔を合わせることになるため、奥さんとしては夫や不倫相手の女性のどちらかに職場をやめてほしくなります。
また、不倫相手が他の職場にいたとしても、自分の夫を奪った上に、ダメージを受けることもなく生活していると思うと憎らしく、仕事を辞めさせて困らせてやりたいという気持も沸いてきます。
不倫相手にも制裁をと、夫と相手との不倫関係を職場内に広めるなどして、強制的に退職させるように仕向けた場合、不倫している確たる証拠がなければ、逆に夫や不倫相手から名誉棄損などで訴えられ、損害賠償金を請求されることがあります。
法律で認められた復讐方法
不倫への復讐を合法的に行うためには、まずは冷静になること。信頼できる友人や不倫に詳しい専門家などに話を聞いてもらって心を落ち着けたあと、どうしたら合法的に復讐できるか考えてみます。法律に詳しい専門家であればその復讐方法が合法かどうかの判断もできるので強い味方です。
次からは、法律で認められた不倫の際の夫や不倫相手への復讐方法について紹介していきます。
慰謝料の請求・金銭で償ってもらう
民法の条文に、夫婦は同居し、互いに協力し、扶助しなければならないという一文があり、これにより不貞行為などで協力や扶助の義務を怠った場合には、責任を追及することができます。
夫婦間で作り上げた関係や家族を不倫で壊されることは、肉体的にも精神的にも非常に苦痛を感じます。この苦痛を慰謝料という形で請求することができるのです。この時、夫や不倫相手からの謝罪や二人の不倫関係の解消なども求めることができます。
慰謝料を請求できる条件
いくら夫と他の女性との不倫関係で、肉体的にも精神的にも傷をつけられてしまったからと言って、だれでも慰謝料が請求できるかというとそうではありません。慰謝料を請求するにはいくつかの条件があるのでしっかり覚えておきましょう。
不倫相手の女性が、相手が結婚している事実を知っていながら不貞行為をしていた場合や、その不倫の事実によって夫婦関係や家族の関係が壊されてしまった場合、不倫していたという証拠がしっかりと提示された場合は慰謝料を請求することができます。
しかし、不倫相手の女性が全く相手が既婚者であることに気づけない場合や、不倫とはいえ肉体関係が確認できない場合、また、不倫する前からすでに夫婦関係や家族関係が壊れていた可能性がある場合や不倫の証拠がない場合には慰謝料は請求できません。
その他やられるときつい復讐方法
夫が不倫していたと分かって、信頼できる友人や不倫に詳しい専門家などに相談して気持ちを落ち着けつつ、慰謝料という形の復讐を行っても、しっかりした証拠や条件がそろわなければ慰謝料を請求できず、復讐は失敗に終わってしまいます。そのため、どうしても気持ちが落ち着かなければ他の形で復讐することになります。
復讐の手段にはいろいろありますが、中には犯罪に繋がったり、自分自身や周囲も巻きこんでしまうこともあるので、慎重に行ってください。
絶対に別れてあげない
不倫の関係が長い場合には、不倫から本気になってしまい、奥さんと別れて結婚したいと考えるようになります。中には不倫相手に「奥さんともう少しで別れられるから結婚しよう」と約束している人もいます。
このような場合、絶対に別れないという復讐方法があります。いずれは結婚したいと思っている不倫関係なら、別れないことで夫や不倫相手に心身的なダメージを与えることができます。別れないことで旦那さんと不倫相手から嫌がらせや暴力などを受けたら、すぐ被害届を出しましょう。
ただし、別れないことで夫や不倫相手に対してダメージを与えることはできますが、旦那さんは奥さんに対しての愛情がますます薄くなったり、不倫相手への愛情がますます強くなってしまう場合もあります。パートナーとしての関係が壊れたまま夫婦関係を続けることになれば、あなたも苦しむことになりかねません。
会社への密告(社会的制裁を与える)
自分の夫が不倫をしていたとわかったとき、精神的苦痛や疲労に対する慰謝料よりも、相手に社会的制裁を与えることによって、自分と同じような辛い思いをさせてやりたいという気持ちも生まれます。
そこで、自分の夫の会社や不倫相手の女の会社へ、不倫しているようだということを密告するという手段です。密告することで、確かな証拠がなくても夫や不倫相手がそのようなことをする可能性のある人物であるといういうことを、会社側に印象付けることができ、夫や不倫相手に対してダメージを与えることができます。
密告した本人は気持ちがすっきりすると思いますが、密告されることで夫や不倫相手が社会的制裁を受け、精神的にも社会的にも大きなダメージを受け、非常に苦しむことになることを覚悟しておきましょう。
幸せになって見返す
夫がほかの女性と不倫した場合、まずは冷静になり、不倫している証拠をしっかり集め、慰謝料や離婚を請求するのが合法的な復讐方法です。しかし、この合法的な復讐を行ってもなお、怒りが治まらない場合、夫と離婚して自分が幸せをつかむ方法を考えることも大切です。
離婚して新しい出会いを経て、あなたが今まで以上に幸せになることができれば、不倫していた夫を後悔させることができます。
また、離婚することで夫も不倫相手と結婚することができますが、不倫で繋がっていた関係はいざ結婚となるとうまくいかないケースも多く、失敗に終われば、「今」幸せなあなたを見て、あなたとの生活は良かったと後悔させることもできるかもしれません。
結果的にあなたも幸せになれて、不倫をした夫も後悔させることができ一石二鳥の復讐方法です。やることもあなたがあなた自身のために幸せになろうとすることなので誰にも被害がなく、一番気持ちのいい復讐方法だと言えるでしょう。
復讐として不倫する
不倫されると、夫に対してまだ愛情が残っている場合には裏切られたような気がして非常に悲しく、憎らしく思えてくるものです。そんな時に考えてしまう復讐の一つが、夫が不倫しているのだから自分もしてやろうという復讐方法です。
女性はいくつになっても女心を忘れませんから、おしゃれに気を配り、少し行動の場所を広げたり、出会い系サイトなどを覗けばいくらでも不倫する機会はあります。
自分自身も不倫や浮気をすることで旦那に同じ苦しみを味合わせることができます。
しかし、自分も他の男性と不倫することで、夫を精神的に苦しめることができると思っている人も多いですが、夫にとって、奥さんも不倫しているとなれば、離婚できるきっかけを与えてしまうことになります。
不倫されたから仕返しに不倫するという行為は、最悪の場合、慰謝料を請求されたり、離婚を請求されたりして、自分自身を苦しめてしまうことになるので、できるだけ止めておきましょう。
復讐を行う上での注意点
自分の夫がほかの女性と不倫していることが分かった場合、女性は感情に任せて動いてしまう傾向があるため、すぐに復讐という行動に出てしまいがちです。しかし、不倫しているという証拠も何もない状態で夫や相手に対して復讐すると、逆に名誉棄損で訴えられたり、慰謝料や離婚を請求されてしまうことがあります。
まずは気持ちを落ち着かせるために、自分が信頼できる友人や不倫に詳しい専門家などに話し、一人で気持ちを抱え込まないようにします。その他、電話占いや愚痴聞きサービスなど相談できるサービスを利用して気持ちを吐き出し、アドバイスを求めるのもおすすめです。
そしてできればしばらくの間は不倫に気がつかないふりをして、自由に不倫させ不倫の証拠をたくさんつかんでおきましょう。
次に、いくら復讐して相手に自分の辛い思いをわからせてやりたいと思っても、その気持ちが行き過ぎてしまうと相手に暴行を加えたり、相手を脅してしまったりして罪に問われることもあります。このようなことになってしまうと後から慰謝料を請求しても認められないこともあります。あくまでも行き過ぎた行動には気をつけ、合法範囲内で復讐をするようにしましょう。
不倫の事実が証明できなければ立場は五分五分
自分の夫が不倫しているような気がするというだけで、不倫していると決めつけてしまい、証拠もないまま復讐していると、夫や不倫相手が心身的に傷ついたとき逆に訴えられ、自分が苦しむことにもなりかねません。
法律上の不貞行為に当たる不倫関係は肉体関係がなければ成立しないため、肉体関係があったことも証明するような証拠がなければ立場上は五分五分なのです。
そのため、慰謝料や離婚請求など合法的に復讐を行う場合には、自分の夫と不倫相手の女性との不倫の絶対的証拠をたくさん集めておくこと大切です。
絶対的な証拠を用意する
不倫への復讐を成功させるためには、夫が他の女性と不倫している絶対的な証拠を集めることはとても大切なことです。
ラブホテルに二人で入っていくところの写真や宿泊記録、不倫を裏付ける会話の録音やメールやLINEの履歴などはしっかり残しておきましょう。
しかし、証拠を集めるときには注意しなくてはいけないこともあります。
まずは真実を突き止めるという決意をしっかり持つこと。旦那さんに愛情が残っている場合、不倫していると疑ってはいても事実を受け入れられず逃げてしまうことがあります。覚悟がなければ証拠を押さえることはできません。
そして証拠集めは奥さんが一人でしてはいけません。不倫している旦那さんにとって奥さんは最も警戒している人物ですから、奥さんが不倫について調べていると分かれば警戒してしまいます。また、不倫の証拠集めは肉体的な関係を持ったであろう証拠まで押さえる必要があるため、素人ではなかなかすべてを集めることができません。そういったことから、冷静に事実の証拠を集めるノウハウのある探偵など、プロに依頼した方が決定的な証拠を集めることができます。
その他証拠として弱くても集めておくべきもの
絶対的な不倫の証拠は探偵などのプロにお願いするとして、それだけでは物足りない時もあるため、不倫相手と一緒に写っている写真や、携帯の通話履歴、パソコンなどの検索履歴、ラブホテルやレストランなどの領収書などもしっかり残しておきます。
これらの証拠を集めるときは、夫に気づかれないように行います。感づかれると証拠をすべて破棄されてしまう可能性があるからです。また、集めた証拠は自分で保管せず、旦那さんが知らない自分の友人などに預けておくと、破棄される心配もなく安心です。
逆に訴えられることがある
証拠が不十分な状態では、慰謝料や離婚請求をしても、請求が通ることはありません。逆に、不倫の調査や証拠集めをしていたことで、周囲に不倫がばれたりして社会的な信用を失ってしまった場合、夫や不倫相手が逆切れして名誉棄損などで訴えられることもあります。
更に証拠集めをしている最中や復讐を行う時に行き過ぎた行動をとってしまうと傷害や脅迫などの犯罪行為となり、訴えられてしまいます。自分や子供が傷ついてしまうこともあるので、証拠集めや復讐は気持ちを落ち着けてじっくり行いましょう。
感情的になるのは注意
不倫は社会的に許されない行為です。特に自分の夫がほかの女性と不倫したとなれば許せないという気持ちのほかに、憎しみや悲しみの感情も沸いてきます。だからと言って感情的になり、夫や不倫相手にその感情をそのままぶつけてしまうと、絶対的な不倫の証拠がない場合は逆に訴えられてしまうことがあります。
絶対的な証拠をつかむ事で慰謝料や離婚請求など正当な復讐をすることができるようになるので、まずは心を落ち着かせることが大切です。
注意すべきこと(暴行や傷害)
夫がほかの女性と不倫していたことを知り、行き過ぎた復讐を行ってしまうことで相手から逆に訴えられてしまうこともあります。中には相手を殺してしまうことも。こうなると犯罪行為となり、復讐どころではなく、自分が苦しむだけでなく子供や親など関係ない人たちまで苦しめてしまうこともあります。
殴ったり蹴ったりした場合、相手がけがをすれば当然傷害罪となりますが、けががなくても、精神的なダメージを受け、うつ病などを発症させた場合には、傷害罪が適応されます。また、けがや精神的なダメージがない場合でも暴行罪となってしまいます。殺す目的がなかったにもかかわらず相手が死亡してしまった場合には、過失致死傷罪が適応されるので覚えておきましょう。
パートナーとの関係が悪化する可能性がある
不倫の復讐をするからにはそれなりの覚悟も必要です。どんな方法であっても、復讐することによって夫との関係が悪化し、修復不可能になる可能性もあります。憎しみや嫌悪の気持ちを抱き復讐しているときの女性の顔は恐ろしいものがあります。復讐を試みることで夫が妻に対して女性としての魅力を感じなくなってしまうこともあります。
夫が妻に対して魅力を感じなくなるとますます不倫相手への好意が増していくため、夫との関係を修復してやり直したいと考えているのであれば復讐は考え直した方が賢明です。
周囲との関係が悪化する可能性がある
不倫への復讐を考えるとき、影響が及ぶのは自分や夫、不倫相手の女性だけと考えている人も多いです。しかし、実は様々な人に影響を与えています。復讐を考えているときの雰囲気は友人や家族などを遠ざけてしまいます。仕事などにも支障が出て職場の仲間とも険悪なムードになってしまうこともあります。
また、感情に任せて証拠もないのに復讐を行うことによって、逆に訴えられると自分の子供や家族などを「犯罪者の身内」にしてしまい、悲しませてしまうので、冷静に落ち着いて対処するようにしましょう。
不倫している人はこれをそっくりそのままやられる可能性があるので注意
(当サイトは不倫情報サイトですが、)最後に注意しておいてほしいのは、もしあなたが不倫や浮気をしている場合、これまでに書いてきたこと(復讐)をそっくりそのまま旦那さん、または不倫相手の奥さんにされる可能性もあるということです。
不倫の末の離婚、慰謝料の請求、社会的制裁などを受けることにもなりかねません。
不倫は必ずしもあなただけからバレるものではありません。あなたが不倫をバレないように行動していて、不倫相手の男性をキッカケにバレることもあります。その辺りを注意しつつ、不倫バレにはくれぐれも注意することが必要です。不倫はバレないこと、バレ対策が重要です。また、バレてしまったときの覚悟も必要になります。
まとめ
夫がほかの女性と不倫していたのが分かった場合、奥さんとしては精神的ダメージが非常に大きいものがあります。夫や不倫相手の女性に同じように精神的ダメージを与えたいと思う時もあります。
しかし、証拠もないままに感情的に復讐を行うと、暴行罪や傷害罪などで逆に訴えられてしまうので、証拠がない時は絶対に離婚に応じないで夫や相手を困らせたり、逆にすぐ離婚に応じてもっと魅力的な女性になり、夫が後悔するほど幸せになって見せるなどの方法が有効です。
しかし、どうしても復讐しないと気持ちが治まらないという場合には、まずは他の人たちの力も借りながら、しっかりと不倫の証拠集めをすること。証拠が集まったら慰謝料や離婚の請求をすることで気持ちを晴らしましょう。
復讐が合法であれ違法であれ、ちょっとした過ちから、家族や財産、社会的信用まですべてを失ってしまうこともあります。不倫をする前に今の生活を省みることも大切です。