電話占いの注意点

あなたは大丈夫?電話占い依存症の見極め(依存度チェック)と対策方法

電話占い依存症、それは今までの人生すべてを変えてしまう危険性を秘めています。

何万円ものお金をつぎ込み、月に何回も電話占いをしてしまったり、電話占いをしないと不安で眠れなくなってしまったり……と、生活が電話占い中心になってしまうこともあります。

まずは、そんな電話占い依存症の危険性について理解を深めていきましょう。

電話占い依存症の危険性について

電話占いに依存することで一番恐ろしいのが、借金をしてしまうことです。電話占いには、前払い、後払いのシステムがありますが、基本的に占いをしてもらった分はしっかりと料金を支払う必要があります。

通常だと、自分が支払える金額分だけを月に数回程度余裕をもって利用するものですが、電話占い依存症になってしまうと、月に何度も、一日に何度も電話占いを利用し、自分で支払える金額の限界を超えてしまったり、酷い場合は借金をしてまで利用するようになるケースもあります。

人によっては料金を踏み倒したり、自己破産をする結果に繋がることもあるので十分な注意が必要です。

自分が電話占い依存症かもしれない、もしくは近しい友人が依存症かもしれない、そう不安を感じた方は、依存度チェックや対策を取り入れるようにして下さい。

電話占い依存度チェック

  1. 有料の占いを利用する頻度が高い
  2. 同じことを何回も鑑定してもらわないと気が済まない
  3. 誰よりも先に占い師に相談する
  4. 鑑定結果を聞いた後にネガティブになる
  5. お金を借りてでも占いを利用する
  6. やめたいのにやめられない

これらの項目に当てはまるようであれば依存症の危険性があります。以下で詳しく解説します。

1.有料の占いを利用する頻度が高い

一日の始まりでもある朝は、テレビ番組内に占いコーナーが、雑誌などでも、必ずと言っていいほど占いが載っています。

これらの占いをついつい見てしまうことは、特に問題ではありませんが、問題になってくるのは有料の占いを利用する頻度です。

月に1回や2回程度、または週に1回程度であれば依存症とは言えませんが、回数が増えたり、短い周期で何回も有料の占いを利用している場合には、依存症の危険性が高くなります。

特に電話占いは、自宅や外出先、どこでも手軽にできるため、頻度が高くなりがちです。

まずは週に2回以上、さらに言えば3回を超えるようなことがあれば依存症の可能性は極めて高いと言えます。

2.同じことを何回も鑑定してもらわないと気が済まない

占ってもらいたい内容は、人それぞれ違いがあり、占いを利用する際に、占ってもらいたい何かがあるのは当たり前のことです。

しかし、ひとつの内容を何回も、それも占い師を変えて何度も鑑定しててもらう場合には、依存症の危険があるので注意が必要です。

また、質問に対しての答えに納得がいかなかった場合に、自分が思っている答えを占い師が言ってくれるまで続ける行為は依存症の傾向が強いと言えます。

占い依存症の場合には、占い結果を聞いて安心できるまで何回も占いを続けます。

自分の中で答えが出ていることであっても、占い師に言ってもらわないと不安だという場合、心が混乱状態になってしまっているので、正常な判断はできない依存状態と言えるでしょう。

3.誰よりも先に占い師に相談する

悩みは誰もが持っているものです。その悩みを相談するとしたら誰に相談しますか?

真っ先に頭に思い浮かんだ人物が、友だちや家族だった場合は特に問題はありませんが、このときに占い師が思い浮かんだら、依存症傾向にあるかもしれません。

悩みは、自分の人生に直結し、周囲の人物が関係していることがほとんどです。あまり知られなくない内容の悩みの場合、第三者である占い師に相談するのは良い方法だと言えます。

しかし、悩みは信頼している人に打ち明けたいと思うのが通常です。真っ先に思い浮かんだのが、占い師だった場合は、占い師に頼り過ぎている傾向が強いかもしれません。

占い師はあくまでも他人です。他人である占い師を誰よりも信頼しているということは、それだけ依存してしまっている可能性があります。

4.鑑定結果を聞いた後にネガティブになる

鑑定結果を聞いたことで不安になってしまったり、新しい悩み事ができてしまう……なんてことはありませんか?

鑑定後にスッキリしないで落ち込んでしまう場合、負のスパイラルに陥ってしまっていると考えられます。

とくに鑑定結果を聞いた直後に相談をしたことを後悔したり、自己嫌悪に陥ってしまう場合は、依存症を自覚していると考えられるでしょう。

5.お金を借りてでも占いを利用する

電話占いは、生活必需品とは違い、無くてはならないものではありません。生活をより豊かにするためにサポートをしてくれるものです。

お金に余裕が無いのに、借金までして電話占いをしてしまうという場合、依存症の中でも依存度が高いと言えます。借金をしてまで電話占いをしなくてはならない状態の場合、周りの人にも迷惑をかけている可能性があります。

6.やめたいのにやめられない

典型的な依存症状として「やめたいのにやめられない」というものがあります。

この症状は電話占いに限ったものでなく、タバコやお酒などと同じです。タバコやお酒は、含まれている成分が身体に影響を起こすことによって依存状態を引き起こしているとされています。

占いの場合、成分も何もないので身体への影響はないと思われがちですが、実はタバコなどと同じように、身体への影響を及ぼしている成分があります。

占いをすると安心したり高揚感を得ることができますよね。安心したり気持ちが昂ったりすることにより、脳が影響を受けてドーパミンが分泌されます。

ドーパミンの分泌で意欲が上がるなどの効果があるため、ドーパミンが分泌すること自体は良いことです。しかし、過剰分泌されることによって、意欲や欲求が暴走するようになり、依存症を引き起こす原因になってしまうのです。

また、占いをしない期間が一定期間あり、その間に不安になったり、落ち着かないなどの心の変化が表れたら、依存症の可能性を考えてください。

電話占い依存症にならないための対応と対策

上手に利用すればあなたの生活を豊かにするサポートとなる電話占い。そのため、電話占いを利用したことで、あなたにとって良い変化を得ることができれば、依存に繋がる可能性がそばにあると言えます。

では、依存せずに電話占いを上手に利用するにはどうしたらよいのでしょうか。また、依存してしまった場合、どう解決していけばよいのでしょうか?

不安な場合はまず専門機関に頼ることが大切

電話占い依存症の危険性、自分もしくは家族や友人などが依存症の可能性があると感じた場合、早急に対策を取ることが大切です。

依存症を治療するために最適なのは、専門機関を受診すること。

日常生活に支障をきたしていたり、電話占い依存症によって人間関係が破たんしてしまっている、借金をしてしまっているといった場合は、深刻な状況だと考えられます。その場合、専門機関で適切な依存症克服の治療を受けることが大切です。

多くの依存症は精神科で診てもらえます。眠れない、パニックになるなどの身体的症状がある場合には、心療内科を受診してください。その他、依存症を専門に診る病院を探すのもおすすめです。

少しでも心配な方は医療機関で診察を受け、自分の依存度を自覚することを勧めますが、依存症だと言えないけれど、依存症の傾向がある方や依存症になりそうだ……という危機感がある方は、対策方法を紹介するので取り入れてみてください。

すべてを実行するとなると、大変になってしまい依存症克服が遅れてしまいかねません。自分ができるものから実行するように心がけてください。

  1. 電話占い依存症を自覚する
  2. 回数を減らすなどの対応をとる
  3. 他の趣味を見つける
  4. 何気ない日常を大切にする
  5. 占う前に一度自分で考えてみる
  6. 占いから距離を置く
  7. 自分で占いをする
  8. 心理カウンセラーに相談する
  9. 占い師に脱却方法を聞く

以下で詳しく解説していきます。

1.電話占い依存症を自覚する

依存症を克服するために何よりも大切なのが「自覚すること」です。

これは依存症になる前や重症化する前にも有効で「依存症かも」「依存症になりそう」だと認めるだけでOKです。

この記事を読んでいるということは「自覚がある」ととれるので、ここはクリアしていると考えて良いでしょう。

2.回数を減らすなどの対応をとる

自分が依存傾向と自覚することができたら、まずは占いの回数を減らしてみましょう。

きっぱりと止めることができるのなら、それはそれでOKです。しかし、今まで頼ってきたものなので、突然きっぱりやめるには余程の覚悟が必要になります。

いきなりやめてしまうと、それがストレスになってしまい禁断症状に陥る、別のことに依存する……という無限ループに繋がりかねません。

例えば、電話占いを毎日していた方であれば、まずは週1回に減らしてみる、曜日を決めてその日だけにするなど対策を取り入れてみましょう。

週1回で我慢できるようになったら、月に1~2回にする…など、自分の状態に合わせて徐々に減らしていくことが大切です。

最初のうちはストレスに感じることが多くなると思います。しかし、状態が正常化されて安定してくると、つらさも治まってくるので、少しずつ慣らしていくようにしてください。

3.他の趣味を見つける

「趣味は占い」という方もいると思います。

趣味程度に抑えられていて、余裕がある方なら占いを趣味に持つことは悪いことではありません。

趣味の範囲を超え、依存傾向がある場合は、占いの他に趣味を見つけてみてください。

他のことに目を向けることで、占いをしたい気持ちを発散、忘れることができます。

元々の趣味が別にある方は、それに打ち込むことが手っ取り早いです。特に趣味がない方は、逆転の発想を持ちましょう。

これを良い機会だと捉え、新しいことにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

体を動かす趣味であれば、不安やイライラは発散しやすいです。カラオケなどで大きな声を出す、友だちとおしゃべりを楽しむ……それだけでも発散方法としては適しています。

とにかく何でも良いので、夢中になれることを見つけてみてください。

4.何気ない日常を大切にする

ついつい見逃してしまいがちですが、何気ない日常というものは素晴らしいものです。

気持ちよく運動をし、美味しいものを食べられて、気持ちよく眠れる。運動・食事・睡眠は、健康的に活動をするためには必要不可欠です。

適度な運動・バランスのとれた食事・良質な睡眠を心がけるだけでも、依存状態から抜け出すのに適しています。

特に朝早く目覚め、朝日を浴びること、規則正しい生活をすることは、鬱々とした気持ちを解消するのにも効果があります。

5.占う前に一度自分で考えてみる

依存症の人は自分で考える前にすぐに占いに頼ってしまう人が多いです。

悩み事ができたら、自分で考えずにすぐに占い師に頼る。選択肢を占い師に決めてもらう……など、自分自身で「考える」ことをせずにすぐに占い師に頼ってしまいます。

何でもかんでもすぐに占い師に相談するのではなく、まずは自分で問題と向き合ってみるところから始めてみましょう。考えがまとまれば、いざ電話占いを利用する際には相談内容がまとまり、的確な鑑定結果も得られますし、時間短縮にも繋がります。

6.占いから距離を置く

悩み事は人それぞれ違い、電話占いをする目的も人それぞれ違います。

電話占いに依存してしまうほど頻繁になってしまうのは、その悩み事が深刻だということでもあります。

そんなつらい悩み事から、一度離れてみてはいかがでしょうか。悩み事の元から距離を置くだけで、世界は違ってみえるはずです。

「それができたら苦労しない…」と思うかもしれません。

そんな時は、心理カウンセラーや可能であれば親しい友人に、話を聞いてもらうだけならペットやぬいぐるみに声をかけてみるのも良いでしょう。このようにして占い師以外の人に頼ってみるのもおすすめです。

悩みを解決する方法は一つだけではありません。

7.自分で占いをする

占いが好きであれば、いっそのこと自分が占いをする側に回ってみるのも有効です。

何も占い師になれとは言いません。簡単なものでも自分で占いができるようになれば、趣味として続けることができるようになり、占いを楽しむ方へと気持ちを変化させることができるかもしれません。

8.心理カウンセラーに相談する

悩みを打ち明ける相手を電話占いでなく心理カウンセラーに変えてみてください。

カウンセラーには占い師とは違い神秘的な力はありませんが、思考や行動と言った人間についての知識は誰よりもあると言えます。

占い師とは違った視点から解決策を見つけ出し、良い方向へと導く手伝いをしてくれるでしょう。

9.占い師に脱却方法を聞く

最終手段として、少々荒療治ではありますが「占い師に依存症からの脱却方法を聞く」と言うもの一つの手です。

信頼している占い師であれば、逆に脱却方法を聞いてしまえば良いのです。その占い師がきちんとした方であれば、しっかりとした答えをくれるはずです。または、同じ依存傾向にある電話占いユーザーの話を聞くこともできるかもしれません。

違った質問にすり替えようとしたり、ごまかしたり、少しでも「おかしい」と感じることがあったら、営利目的だと考えることもできます。

これに気づくことができれば、少なくとも使用回数を減らすことはできるはずです。

まとめ

電話占いの依存症対策や脱却方法などについて紹介してきましたが、決して電話占いが悪いものだということではありません。

悩み事を解決するための手助けとしての利用には非常に有効です。

問題なのは度を過ぎてしまうこと。度を過ぎることなく、適度に活用するのであれば便利なものです。上手に付き合っていくように心がけてください。