ダブル不倫

ダブル不倫の慰謝料

万が一ダブル不倫をしている事がバレて慰謝料を請求された場合、どのくらいの金額を誰に支払わなくてはいけないのか。

普通の不倫よりもリスクが高いとされているダブル不倫での慰謝料について詳しく紹介していきます。

ダブル不倫の慰謝料について

普通の不倫とダブル不倫では、バレた時に支払わなくてはいけない慰謝料の額が異なるのでしょうか?

被害者の数や金額など、具体的に違うところはどこなのか見ていきましょう。

ダブル不倫がバレた時の慰謝料は普通の不倫の倍額と思う人も多いと思いますが、実際にはそういった結論にならない事も多いです。

普通の不倫での慰謝料と同額か、場合によってはそれ以下になる事も多いので、ダブル不倫だから高額な慰謝料を請求されるという訳ではありません。

ダブル不倫によって慰謝料を請求される時にポイントとなるのが、誰が誰に慰謝料を請求できるかという点です。

普通の不倫であれば、被害者の数は不倫相手のパートナーのみという事になりますが、ダブル不倫の場合は、両方が既婚者であるので、少なくとも被害者は2人以上という事になります。

例えば、あなたと彼がダブル不倫をした場合、慰謝料を請求されるのは

  1. あなたのパートナーから彼もしくはあなた
  2. 彼のパートナーからあなたもしくは彼

と2通りの慰謝料請求のパターンが考えられます。

ただし、両方が不倫をしているという事で受けた苦痛は同等となれば、慰謝料を相殺する場合もあります。

このように見ていくとダブル不倫の方が慰謝料が低いのではないかと思われるかもしれませんが、ダブル不倫だからこそ慰謝料が高額になってしまうケースもあります。

慰謝料が高額になる要素とは、収入、苦痛の程度、婚姻期間の三つです。

あなたがもし収入が高いのであればその分慰謝料が上がりますし、相手方が精神的、肉体的苦痛を大きく感じていた事を実証できれば、それも慰謝料が上がる要因になります。

婚姻期間に関しても、もちろん期間が長ければ長いほど「大きな裏切り行為」とみなされるので、慰謝料がぐんと上がってしまう可能性があります。

お互いが既婚者であるがゆえに、子供がいる場合や親権の問題なども大きく関係してきますが、もしパートナーが離婚を決意し、子供の親権を取る事が決定した場合、あなたが養育費を支払わなくてはいけなくなる場合もあります。

基本的に子供の親権は母親の方が取りやすいとはいえ、やはり不倫は不貞行為なので裁判に負ける可能性も大いにあり、慰謝料、養育費、新たな生活を始めるための費用など、ダブル不倫がバレた時には様々な金銭の問題が発生します。

慰謝料の相場

普通の不倫と比べて、ダブル不倫ではどのくらいの慰謝料を支払わなくてはいけないのか、金額を具体的に見ていきましょう。

普通の不倫であれば、被害者は相手のパートナーなど1人と確定できますが、ダブル不倫であれば被害者はお互いのパートナーである2人という事になります。

そう考えると、普通の不倫よりもダブル不倫の方が慰謝料は高額になると思われるのが当然でしょう。

しかし、ダブル不倫であっても普通の不倫での慰謝料相場である100〜500万円という数字内で収まる事も多いのが事実です。

その理由は、両者が既婚者であるという事なのですが、いわゆる痛み分けと考え、慰謝料を相殺する、つまり1円も支払わないというケースも実際は多いです。

ただし、先ほども紹介したように収入、苦痛の程度、婚姻期間などで慰謝料が高額になるケースも多々あります。

特に相手方があなたと不倫相手がホテルに入る写真など、肉体関係があったであろうと推測できるような証拠を提出した場合は言い逃れする事は難しく、「苦痛の程度が高い」と判定され、慰謝料が高額になる場合があります。

その他、ダブル不倫が原因で離婚となってしまったり、不倫相手の家族に子供が複数いたりした場合は一般的に慰謝料が高額になりやすい傾向があります。

具体的には、ダブル不倫がバレたけど離婚や別居をせず結婚生活を続ける場合は50〜100万円、別居した場合は100万円〜200万円、離婚した場合は200万円〜500万円程の相場となっています。

しかし、この相場は夫婦間で話し合われたものであればある程度無視して、高額にも低額にもできますし、中には「慰謝料はいらないから離婚して」等と言う人もいるでしょう。

慰謝料とは相手への償いの気持ちの表れであり、一つの罪滅ぼしという考えのもと扱われているので、ケースによっては相場に反する事もあると言えるでしょう。

ちなみに、話し合いでは慰謝料請求の目処が立たないという事であれば、弁護士に間に入ってもらい、適切な数字を出してもらうのが無難です。

法律のプロである弁護士なら、不倫による慰謝料請求のシーンなど何回も経験していますし、算定要素なども考慮して的確な慰謝料の額を算出してくれるでしょう。

ただし弁護士に依頼するとなると、弁護士費用に合わせて裁判費用など慰謝料とは別に金銭の負担をしなくてはいけなくなるので、出来るだけ夫婦間や相手方と話し合いで決着をつけたいものですね。

まとめ

ダブル不倫がバレたら当然慰謝料を請求される可能性が高いです。

普通の不倫のような相場で収まる事もあれば、収入、苦痛の程度、婚姻期間などを考慮して思った以上に高額な慰謝料を請求される可能性も大いにあるでしょう。

どうしても慰謝料請求に納得できない場合や、話し合いで折り合いがつかない場合は、法律のプロである弁護士に依頼するのも一つの方法です。