不倫をしていることが自分や相手のパートナーに怪しまれたりばれてしまった場合、パートナーは不倫の事実を確認し、その後の対応を決めるために、不倫している証拠を集めることになります。
このとき、パートナー自身が不倫の証拠集めをするには知識もノウハウもないため、探偵など不倫調査の専門家に調査を依頼することもあります。専門家はさまざまな方法で証拠集めをしてくるため、不倫の証拠を掴まれ、不利な状況になりたくないなら、探偵にも不倫している証拠をつかまれないようにしなくてはなりません。
そこで不倫の調査を専門家に依頼されてしまった可能性がある時の対策方法を紹介していきます。
目次
浮気・不倫調査を依頼するきっかけになること
不倫が周囲やパートナーにばれないようにするために、様々なルールを決めているカップルも多いです。しかし、不倫していることが完璧にばれないように生活することは難しく、何らかの形で不倫していることを怪しまれ、証拠をつかむために探偵などに不倫調査を依頼されてしまうこともあります。
不倫がばれるきっかけはパートナーに不倫を怪しまれることがきっかけになることが多いです。パートナーが一人で証拠集めを行っている場合は決定的な証拠をつかまれることは少ないですが、探偵に調査を依頼された場合、専門的な知識やノウハウなどを活かして、決定的な証拠をつかまれてしまうこともあります。
決定的な証拠をつかまれてしまうと言い逃れをすることすらできなくなってしまうので、調査を依頼される前に、日常生活や言動などに注意し、パートナーに不倫を怪しまれないようにしましょう。
お金遣いが荒くなる
不倫すると不倫相手と食事したり、デートしたりしてお金を使う機会が増えます。そのため、不倫相手はあなたのためにお金を使うようになり、不倫していなかった頃に比べお金の使い方が極端に荒くなります。自分のお小遣いの中でやりくりしている間は怪しまれませんが、家計などに影響が出てくるようになると、お金の流れが気になり不倫を疑われることがあります。
帰宅後の態度が違う
今までは、仕事で疲れて帰ってきて、パートナーが話しかけても上の空状態だったのに、急に優しくなったり、今までと明らかにパートナーに対する態度が変わると、パートナーは相手が何か自分に話せないやましいことがあるのかと勘繰るようになります。
その状態が続くとパートナーは相手が不倫しているのではないかと疑うようになるのです。
休日などに一人で出かけることが多くなった
不倫していると、普段は休日出勤などあまりなかったのに、頻繁に休日出勤だと言って出かけるようになったり、今まで休日は家族と過ごすことが多かったのに、会社の飲み会だ、接待だなど何かと理由をつけて一人で外出する機会が増えます。女性でも、友人と食事をする等、休日の外出が増えることもあるでしょう。
休日に一人で出かける機会が多くなることで家族やパートナーは自分たちと一緒に過ごすのが嫌なのではないかと思い始め、不倫を疑う原因になってしまいます。
携帯電話を気にする
普段は携帯電話をあちこちに置いたままにしている人が、急に携帯電話を肌身離さず持って歩くようになる、携帯電話が鳴るとわざわざ外に出て確認したり通話したりする。今まで携帯にロックなど掛けたこともない人が携帯にロックをかけて簡単に覗かれないようにしているなど、携帯電話の扱い方がふだんと違うと、パートナーは不倫を疑い、寝ていたり、目を離した隙に携帯電話をチェックすることもあります。そこから証拠をみつけられてしまうこともあります。
今までと趣味や好みが変わる
女性でも男性でも、付き合っている人によって趣味や好みが変わるのはよくあることです。いままで選んだこともないような服を選んだり、今まで趣味がなかったのに急に趣味に打ち込むようになったりすることで、パートナーは自分の知らないところで、他の誰かの趣向に合わせていたり、アドバイスをもらっているのではと考えるようになり、パートナーから怪しまれることがあります。
見たこともないプレゼントなどが部屋にある
誕生日や記念日などに不倫相手からプレゼントをもらうこともあります。隠しておく場所があればいいのですが、隠す場所がない場合には部屋や車などに置いておくこともあります。それをパートナーが見つけた場合、明らかに自分が送ったものではないと分かった場合や、同性からもらうものにしては違和感があるものだった場合、異性の気配を感じ、パートナーに疑われてしまいます。
浮気調査の内容
ホテルへ二人で入っていく場面や出てくる場面、不倫相手の自宅に出入りしている場面などを写真に収めたり、二人きりの会話の中でも肉体関係が分かるような会話を録音するなど、不倫の絶対的な証拠を、パートナーが一人で集めるのは非常に難しいことです。付きっきりで尾行するわけにもいきませんし、そのような証拠を集める技術やノウハウもありません。
そこで、どうしても不倫していることを立証したい場合には、金銭的に余裕があれば、興信所や探偵などの専門家に不倫調査を依頼することになります。専門家は仕事として不倫調査を行うので、いろいろな道具や知識、ノウハウなどを持っているため、専門家に調査を依頼されたら不倫がばれないようにするのは非常に難しくなります。
探偵が集めている情報
探偵が不倫の調査を依頼された時、まずは不倫デートなどの現場を抑え、ホテルに入っていく場面や出てきたところを写真に収めたり、二人きりで会話をしているときの肉体関係をにおわせる会話を録音するなど、明らかに不倫をしているという証拠を集めていきます。
ある程度不倫しているということを立証できるほどの証拠が集まったら、不倫相手の個人情報を調べます。相手の名前や住所、家族の状況、勤務先などの個人情報を収集します。
不倫相手の情報は不倫が立証され、慰謝料を請求する際や離婚に向けた話し合いを行う際に必要になるので、できるだけ細かく情報を集めます。
GPSなどによる行動パターンチェック
探偵には様々な小道具があります。一般の人たちには集められないような情報を集めることが出来るのも、小道具があるからなのです。その小道具の中でも不倫調査に欠かせないのがGPSです。
今は個人情報の保護という観点から、GPSの機器を本人の了解もなく探偵が無断で車などに取り付けるのは違法となりました。そのため、最近は探偵がGPS機器をパートナーに貸し出して、パートナーが相手の車などに取り付け、行動パターンをチェックするのが一般的になっています。
尾行・張り込み調査
GPSなどを取り付けることが出来ない場合や、相手がGPSに気が付いて取り外されてしまった場合など、GPSで行動パターンをチェックすることが出来ない場合は、昔ながらの尾行や張り込みによる調査が行われます。
仕事帰りに不倫することが多い場合、職場前で張り込みを行い、相手が出てきたところから追跡や尾行が始まります。デートが始まった場合には、写真や動画にその様子を残し、時間などを記しておきます。
ラブホテルへ入っていく、出てくるところなどは、不倫を立証させるための決定的な証拠になるため、しっかりと記録しておきます。
調査中に不倫などの様子が見られない場合には、不倫している形跡はないという調査報告となりますが、パートナーが納得できない場合には、調査の延長をすることもあります。
不倫調査をしている探偵の行動を把握して対策を取る
パートナーが不倫に気が付き、事実を確認しようとして探偵などに調査を依頼した場合、依頼された探偵は、不倫している二人にとって全く知らない人になります。
そのため、不倫をしているときは常に周囲やパートナーに探られることのないように、細心の注意を払うとともに、もしかしたら不倫に感づかれて、探偵に不倫調査を依頼されているかもしれないということを頭に入れて、警戒しながら行動する必要があります。
行動パターンを変える
いつも不倫相手と待ち合わせする場所が決まっていたり、行動パターンが一定の場合、探偵にとっても次の行動が読めてしまうため、たとえ一瞬見失っても行動パターンからすぐに見つかってしまうことがあります。
毎回同じ行動パターンでデートするのは止めて、時々待ち合わせ場所を変えたり、利用するホテルを変えるなど行動パターンを変えてみましょう。行動パターンを変えることで自分たちが尾行されていることに気が付くことが出来るときもあります。
見られていると意識して行動する
パートナーが不倫の調査をしている場合、パートナーの顔は知っているため警戒することはできますが、専門家に頼んだときは自分たちが知らない人が調査しているため、周囲はすべて敵という意識を持って行動した方がよいでしょう。
2人で会っている時は常にだれかに見られていると意識しながら、不倫関係がばれないように気を配っておきましょう。
例えば誰かに尾行されていると感じたら、まっすぐ行くべき道を3回曲がって元の道に戻ったり、人通りや車通の少ない道を敢えて選ぶと、尾行されているかどうか気が付くことが出来ます。もし尾行されているとわかったら、その日のデートは中断するなどの対策をとることが出来ます。
証拠を残さない・消す
探偵が尾行や追跡調査で不倫の調査を行う時は、不倫しているという証拠を中心に集めますが、この証拠だけでは不十分とパートナーが感じた場合には、自宅で携帯やスマホの履歴をチェックしたり、財布などを調べて領収証などをチェックすることもあります。
このような細かな証拠も集まれば絶対的な証拠につながることがあるため、デートした後は必ず携帯電話の履歴は消し、領収証は捨てておきます。領収書を捨てるときは捨てる場面を見つけられないように、また、捨てた領収証も見つからないようにしましょう。
探偵依頼期間中は会わない
いくらパートナーが不倫を疑って、探偵に調査を依頼したとしても、探偵に調査を頼む金額は比較的高額であるため長続きはしません。長くても1か月くらいです。この間に肉体関係など不倫している証拠を集めることが出来なければ、不倫していることを立証するのは難しくなります。
そのため、探偵に不倫調査を依頼されていると感づいたら、最低でも約1か月くらいはできるだけ会わないようにしてみましょう。
探偵を雇われると厳しい、その前に怪しまれない対策を
探偵は浮気や不倫の調査のプロです。違法行為はしませんが、様々な手段やノウハウを使って気付かれないように不倫の証拠を集めていきます。そのため、不倫を怪しまれて探偵に調査を依頼されても、それに気が付かずに不倫の関係を続けていた場合、ほぼ間違いなく不倫していることがばれてしまいます。
探偵は不倫相手がどのような行動パターンでデートしているのかや、肉体関係があったことの証拠、不倫相手の個人情報などまでチェックします。探偵が不倫の決定的な証拠をつかんだ場合には、言い逃れすることができなくなってしまいます。
不倫している決定的な証拠が集まると、不倫が法的に立証され、慰謝料を請求されたり、離婚請求されるなど何かとリスクが高くなります。場合によっては社会的な信用だけでなく家族や財産などすべてを失ってしまうこともあります。
そのため、不倫に気が付かれて探偵に調査を依頼される前に、パートナーに不倫を怪しまれないようにしっかりと対策をしておきましょう。
まとめ
不倫していることをパートナーに感づかれた場合、パートナーは裏切られたという思いや愛する人を奪われた気持ちから、不倫の関係を立証して慰謝料を請求したり復讐しようという気持になります。
しかし、パートナーは不倫の調査の専門家ではないため、不倫を立証しようとしてもどうしていいかわからない場合があります。そのようなとき、不倫調査の専門家である探偵は、いろいろなノウハウを集結して不倫調査をするため、不倫の実態を暴かれてしまいます。
不倫がバレるとさまざまなリスクを背負うことになります。そのため、不倫の関係を調査されないためにも、まずはお互いのパートナーに不倫していることを怪しまれないようにする必要があります。
また、万が一パートナーに不倫を怪しまれた可能性がある場合は、探偵に調査を依頼される可能性があることも頭に入れて、行動パターンを変えたり、調査期間中は合わないようにするなどして、探偵への対策もしておくのが有効です。