不倫をしていると「本当にこのままでいいのだろうか?」という漠然とした不安が頭をよぎる事もあると思います。
そんな状況になった時には必然的に別れようと思う人もいるかもしれません。
でも恋愛関係にあった相手に別れを告げるのはとても大変な事ですし、相手を傷つける事に対して心苦しかったり、相手に恨まれてしまうリスクもあります。
こちらでは不倫相手に恨まれたり、不倫相手を傷つけず、不倫関係を上手に終わらせる適切な振り方を紹介します。
目次
振るため・別れるための準備をする(計画を立てる)
誰だっていきなり「別れよう」と言われたら、心の準備もできていませんし、まず理由が気になるものです。
なので、あなたから別れを告げる場合は、振るため、別れるための準備をしておく事が大切です。
計画を立て、相手にいつ・どのように伝えるかをきちんと自分の中で決めておくと、相手を傷つけたりあなたが恨まれるリスクが少なくなります。
別れたい理由(振る理由)を明確にする
準備の第一段階として、別れたい理由を明確にする事が大切です。
「なんとなく別れたい」といった不透明な理由では、当然相手が納得してくれる可能性は低いですし、怪訝(けげん)に思われます。
例えば、「恋愛に疲れた」「好きではなくなった」「性格が合わない」など相手が納得してくれるような明確な理由を掲示すると効果的です。
別れる理由に関しては、二人の関係が不倫であるが故に生まれた理由よりも、普通の恋愛関係で生まれる理由を述べる方がより相手に納得してもらいやすいです。
そういった理由が先ほど述べた「好きではなくなった」や「性格が合わない」などといった理由であり、本当はあなたが「不倫という関係に疲れた」という理由で別れたいとしても、時には嘘をつく事も必要かもしれません。
別れを告げる際は、不倫関係をきっぱりと終わらせたい事をきちんと伝えるようにしましょう。
ただあなたが「別れたい」と言ったり、理由を述べるだけでは相手が「改善の余地がある」と思ってしまう事があります。
この別れ話で不倫関係は完全になくしたい旨を伝えないと、結局ズルズルと関係が続いてしまい、同じ事の繰り返しになりかねません。
少しずつ距離を置く
昨日までは普通に接していたのに、急にあなたの態度が変わったり、別れ話をされたら相手が傷つく可能性があります。
なので相手に心の準備をしてもらい、すんなりと別れられるように徐々にあなたから距離を置くようにすると良いでしょう。
具体的には、別れを匂わせる雰囲気作りをし、会う時間や頻度を減らしたり、メールやLINEの返信を遅らせたりすると良いです。
今までは毎日のように連絡を取り合っていたのであれば、返事は3日に1回にしたり、「会おう」と言われても「忙しい」などの理由で断ると、自然と相手もあなたの気持ちを察してくれます。
あなたが別れたがっていると相手が察すると、自然と心の準備をしてくれるようになりますし、もしかしたら相手から「別れよう」と言ってくる可能性もあります。
相手の反応を想像しておく
もし別れ話をしたら相手がどんな反応をするか、想像しておく事も大切です。
場合によっては「別れよう」と言っても相手がすんなりと受け入れてくれない事もあります。
そんな時に、相手が「こんな反応をしたらこうやって対応しよう」と、大体のプランをイメージしておくと、相手の反応に惑わされずに自分の気持ちを伝える事ができます。
男性は女性のように感極まって泣くといった事は少ないと思いますが、別れに納得できずあなたを責めたり、あなたが困るような返答をしてくる可能性もあります。
彼がどのような性格であるかをよく思い出し、別れ話をしたらどのような対応をしてくるか事前にイメージしておきましょう。
別れ話の切り出し方・別れの告げ方
別れ話をする際には具体的にどのような方法で行うと良いか、見ていきましょう。
直接会って伝える方が良いのか、メールやLINE、電話など対面ではない方が良いのか、別れ話の伝え方にも色々とあります。
なるべく会って伝える
一番あなたの気持ちが伝わりやすく、お互いが納得しやすいのがやはり直接会って伝える事です。
会って別れ話をするのはとても大変で勇気がいる事だと思いますが、メールやLINEだとどうしても誤解が生まれたり、あなたの気持ちを十分に伝えきれない事があります。
文字や声だけでやり取りをしていると、正確に気持ちを伝える事は難しいですし、相手があなたの気持ちを100%理解してくれない場合もあります。
今まで恋愛関係にあった人と会うとどうしても情にながされ、気持ちが揺らいでしまう事があると思いますが、「別れる」と決めた以上はあなた自身の気持ちを大切にして、素直に伝える事が大切です。
周りに人がいる場所で別れを告げる
直接会って伝える際には、場所にも注意しなくてはなりません。
別れ話は正直2人きりになれるような場所でも、どこでもする事ができますが、2人きりになれる自宅などよりは周りに人がいるような場所で別れ話をする方が良いです。
例えばレストランやカフェなど適度な騒音や周りの人の会話の音がある方がお互いに感情的になりにくいですし、相手も冷静に話を聞いてくれる可能性があります。
しかし、あまりにもうるさい場所やお酒が気軽に飲めてしまう場所だと、別れ話をする際にそういった要因が邪魔になってしまう事があります。
うるさすぎる場所だと真剣な話をするのに気が散ってしまったり、話が聞こえづらかったりしますし、お酒が飲める場所だとお酒の勢いにまかせて感情的になりやすいです。
また、夜に別れを告げるよりかは昼間に伝えた方がより冷静に話をしやすいので、夜にはあらかじめ予定を入れておくと良いでしょう。
感情的にならないように話し合う
別れ話をする際には感情的にならないようにする事がとても大切です。
あなたが別れたい旨を伝えると、相手が感情的になってしまい、あなたの思いをかき消されてしまう可能性もあります。
別れようと思って覚悟して話したのに、結局相手に丸く収められてしまっては意味がありません。
なので、相手が感情的にならないように伝え方や言葉選びには気をつけて、お互いに納得がいくように話し合う事が理想です。
別れを告げた後は相手を褒める
今まで好きだった相手に別れを告げる事はとても勇気がいる事ですが、相手はあなた以上に傷ついてしまうでしょう。
なので、別れを告げた後は相手の良いところやどこが好きだったか、そして今まで付き合ってくれてありがとうと感謝の気持ちを伝える事が大切です。
別れ話はお互いにとってマイナスな感情になってしまいますが、相手を褒める事によって「良い別れ」になります。
別れ方が綺麗だと、「あの頃は楽しかった」と付き合っていた記憶が良い思い出となるので、相手の心のダメージも少なくて済みます。
トラブルなく綺麗に振るコツ
あなたが別れを切り出して、相手がすんなりと別れ話に応じてくれれば良いのですが、時には相手が納得してくれず、それが後々トラブルになる可能性もあります。
トラブルなく綺麗に振るにはどのようにすれば良いのか、見ていきましょう。
別れを決意したらブレてはダメ
あなたの中で一度別れを決意したら、まずその気持ちを大切にしましょう。
「別れる」と決めたら、相手に何を言われようが、どんな対応をされようがブレてはいけません。
相手の言動関係なしに別れる意思を固く持ちましょう。
別れたら一切連絡はとらない
無事に別れる事ができたら、その後は一切連絡は取らないようにしましょう。
もしかすると相手にはまだあなたに未練があり、メールやLINEが届くかもしれません。
中には、別れてから一定の期間を置いて「元気にしてる?」などの他愛ない内容が届く可能性もあります。
別れてすぐは当然気まずさなどから「連絡は取らない」と決心できると思いますが、ある一定の期間がすぎると、寂しさから「ちょっと連絡してみようかな」なんて気持ちになったりもするものです。
しかし、別れた相手と連絡を取ってしまうと、相手に復縁の可能性をもたせてしまう事になります。
あなたから返事や連絡が来たら、「本当はまだ好きなのかな?」と期待させてしまう事になるので、別れた後は一切連絡を取らないようにしましょう。
どうしても別れられないときは
どうしても相手が納得してくれなかったり、別れに応じてくれない場合は、強制的に別れを納得させるしかありません。
理想は話し合いでお互いが納得して綺麗に別れる事ですが、相手があなたの事をとても好きだったり、あなたに依存している場合はスムーズに別れられない可能性もあります。
未婚なら新しい彼氏候補を作る
あなたが未婚なら新しい彼氏候補を作るのがおすすめです。
いくら相手があなたの事を好きでも、あなたが別の彼氏を作れば「もう無理なんだな」と納得せざるを得ないでしょう。
彼氏候補を作りたいと思って簡単にできるものではありませんが、無理やりにでも次の恋を探す方が、あなた自身も気持ちの切り替えができるのではないでしょうか。
相手が別れたくなることをする(相手に振らせる)
あなたからの別れに応じてくれない、もしくはあなたが気持ちを伝える勇気がないというのであれば、相手に振らせるのも一つの方法です。
自分の嫌な面を見せ、相手が嫌がる事をすると、自然と相手から「別れよう」と言ってくれるかもしれません。
だらしなくしたり、面食いになったり、言葉遣いを汚くしたり、金銭感覚を変えてみたり、相手が嫌いなタイプを演じると、相手から別れようと言ってくれる可能性があります。ただし、嫌われるというのは想像以上にツラいものです。他の方法に可能性があるならどちらも傷つかずに別れる方法を探ってみるのも良いでしょう。
別れは(さよならする相手への)最後の感謝・愛情
「別れ」と聞くと基本的にはマイナスのイメージが大きいと思いますが、そうとも言い切れません。
別れはさよならする相手への最後の感謝の気持ちであり、愛情表現の一つなのです。
ただやみくもに「別れよう」と一方的に言うのではなく、「これまで付き合ってくれてありがとう」「愛してくれてありがとう」と感謝の気持ちを伝えるようにすると、相手も気持ちよく納得してくれます。
別れる時は自分の気持ちを何よりも大切にする必要がありますが、同時に相手の気持ちも気遣うことが大切です。
まとめ
不倫相手と別れるのは、普通の恋愛と同じようにとても辛い事です。
しかし、あなたが「別れる」と決めた以上はその思いを貫き通し、相手に納得してもらうような方法を考える事が大切です。
直接会って別れ話をする際には、会う場所や時間帯を考え、お互いが感情的にならないように話し合う事が、綺麗に別れるコツです。
また、どうしても相手が別れに応じてくれない場合は、新しい彼氏候補を作ったり、あえて嫌われるように仕向けたりする等といった工夫が必要になってきます。あなたと不倫相手の関係性から適切な振り方を模索してみることをおすすめします。