不倫において一番リスクと言えるのが、誰かにバレる事です。
もちろん、相手の奥さんやあなたの旦那さんにバレる事が一番怖いのですが、それ以外の第三者にバレた時にも何らかの対策を取らなくてはなりません。
第三者にバレると、あなたの弱みにつけ込んで「不倫をしている事をバラすぞ」と脅迫をされたり、脅されたりする事もあります。
もしそのような状態におかれてしまった場合は、どのように対処していけば良いのか見ていきましょう。
脅迫や恐喝は犯罪です
たとえあなたがしている事が不倫という世間的に良くない行動だとしても、犯罪ではありません。しかし、脅迫や恐喝が犯罪である事は間違いありません。
どの程度の脅迫や嫌がらせを受けているかにもよりますが、毅然とした対応をする事が必要になってきます。
どうしてもそのように脅されてしまうと、精神的に参ってしまったり、仕事を辞めざるを得なくなる人もいますが、相手が不倫をバラす事を引き合いに何かを要求してきた場合などは、完全に犯罪行為と言えます。
つい不倫をバラされるのが怖くなって相手の言いなりになってしまう事もあると思いますが、相手がやっている事は犯罪だという認識の下、気持ちを強く持つようにしましょう。
でも不倫がバレるのはまずい、そんなときはどうすればいいのか
相手が脅してきたり、何かを要求してきたりしている場合は基本的には毅然とした対応をするのが望ましいですが、その対応が気に入らない相手が不倫をバラしてしまう可能性もあります。
あなたからすれば不倫をバラされる事はとても困るでしょうし、絶対にして欲しくない事ですよね。
相手に「バラすぞ」と脅されている場合、まずはどういった行動をすれば良いのか、具体的に見ていきましょう。
そういった状況に陥った場合、パニックになってしまう気持ちはわかりますが、あくまでも冷静、慎重に対応をするようにしてください。
相手が「バラすぞ」と言っているにしても、それは口だけのハッタリである可能性もあるのです。
まずは相手がどこまで知っているのか、証拠はどこまで握られているのかなど、現状を冷静に判断する事が大切です。
もしあなたと不倫相手がラブホテルから出てきたところの写真を持っていたり、不貞行為があると認めざるを得ない証拠を相手が持っているのであれば、それを否定するのは難しいかもしれません。
でも、相手が不倫を証明できる決定的な証拠を持っていない限りは不倫の事実を認める必要はないのです。
逆に、あなたがどんな嫌がらせをされているのかを細かくまとめ、法的に対応できるものがあるかどうかをチェックしてみましょう。
例えば、あなたに不倫をバラす旨の電話を1日に何十回もかけてきて、あなたが精神的に参ってしまった場合は立派な傷害罪になる可能性があります。
「お金をくれないとバラすぞ」などといった脅しも脅迫罪になる可能性があります。
なので、現在受けている嫌がらせの事実を日時や回数、詳細な内容のメモや、ボイスレコーダーなどに記録し、それらが法的に違法になるのかどうかを自分で調べる、もしくは誰かに相談する事から始めましょう。
可能であれば相手と直接話し合う
もし可能であれば嫌がらせをしてくる相手と直接話し合う事が大事にならずベストです。
もちろん相手にもよりますし、相手が必ずしも話し合いに応じてくれるとは限りませんが、あなたの受けている嫌な気持ちを伝えたり、相手のしている行為が犯罪である事を告げるだけでも、我に返ったり良心が傷んで嫌がらせをやめてくれる場合があります。
また、本人と話し合う際には何が目的なのか確かめる必要があります。
金銭の要求の様な明らかな恐喝ではなく、もしかしたら不倫相手の事をその人も好きなのかもしれませんし、ただストレス発散のはけ口にしているだけかもしれません。
それとも、あなたの事が以前から嫌いであったから懲らしめたいと思って嫌がらせをしている可能性もあります。
何が目的なのか相手に直接確かめる事で、対処法を考える事もでき、相手の目的によっては謝ったり交渉したりする事で解決できるかもしれません。
あまりにも行き過ぎた嫌がらせを受けている場合は、不倫をしているあなたよりも嫌がらせをしている相手の方が罪が重くなっている場合もあります。
そういった事実を相手に突きつけ、弁護士に相談すると言ってみるのも一つの方法です。
「警察に言う」と言うのも効果があるかもしれませんが、実際、警察は何か決定的な事件が起こらないと動いてくれない事もあるので、ただの脅し文句になってしまう可能性があります。
しかし、弁護士はお金はかかりますが、そういった困っている一般人を助けるために存在するので、いざとなれば慰謝料を請求する段取りを立ててくれたり、裁判を起こす事だって可能なので、現実的な味方となってくれるでしょう。
ただし、弁護士に言うと言った場合、相手を逆上させてしまい余計に嫌がらせが悪化したり場合によってはあなたの身や不倫相手の身に危険が迫る場合もあります。
人間頭に血がのぼると何をしでかすか分かりませんし、相手にその旨を伝える時は、言葉を選んで相手を刺激しないように慎重に言う必要があります。
もし相手が怒りなど負の感情に任せて不倫の事実をバラしてしまった場合は、証拠がないのであれば最後まで絶対に認めないようにしましょう。
基本的に誰もが納得するような証拠を持って脅している場合は少ないので、今置かれている状況をよく観察し、分析する事で現段階で一番正しいであろう行動をする事ができるのではないでしょうか。
無理な場合は弁護士に相談、法的に対処
もし相手と話し合おうとしても相手が話し合いに応じてくれない場合は、法律のプロに相談してみましょう。
弁護士に相談する事で今おかれているあなたの状況や実際に受けている嫌がらせの内容から適切な対策を考えてくれます。
もちろん、個人情報は厳守してくれますし、こういった厄介な問題に何度も立ち会った経験があるので、様々な対処法を考えてくれるでしょう。
場合によっては法的措置の手伝いをしてくれる場合もありますし、あなたが今後実害を受けないような対応、例えば慰謝料請求の段取りをしてくれる場合もあります。
弁護士と言えばとても高額で、本当に信頼して良いのか迷うと思いますが、まずは電話相談から始めると良いでしょう。
電話相談自体は無料であったり、低価格で利用する事ができますし、相談しているうちにどのような措置を取ってくれるのか、具体的に自分で知る事ができます。
法律のプロでもない限り、自分で調べたとしても、あなたが受けている嫌がらせに対してどのような法的措置が取られるのかはわからない場合がほとんどです。
一人で悶々と悩みを抱え込んでいるよりは、本当に力になってくれる人に相談をし、適切な対処をする事が望ましいでしょう。
泣き寝入りはダメ
脅迫や嫌がらせがひどく、長い期間受けているとつい、要求に応じてしまおうかなどと考えてしまいがちです。
職場で嫌がらせを受けているなら自分が仕事を辞めれば済む、近所の人に嫌がらせをされているなら一層の事引っ越してしまおうか、などあなたが犠牲になれば済む、と考えてしまう場合もあるでしょう。
確かにあなたが何かしら行動を起こす事で嫌がらせが収まるのであれば、そうした方が楽になるかもしれない、と思う事は当然です。
しかしそれは泣き寝入りであり、相手の思うツボになっている事になります。
泣き寝入りをしてしまっては、今後ももしかしたら相手になめられる可能性もありますし、今回の事を機会にさらなる要求をしてくる可能性も考えられます。
そうならないためにも、不倫の事実が分かる決定的な証拠がない限りは、最後まで何をされても言われても不倫をしている事は隠し通し、認めないようにしましょう。
まとめ
自分以外の人が弱みを持っていると、それを材料に相手を陥れようと考えるような下劣な人間も少なからずいます。
不倫は確かに世間的に悪い事であり、夫婦間に関して定められた法律に反している事は事実です。
しかし、それと同様にもしくはそれ以上に法的措置が具体的にある「犯罪」にあたるのが脅迫や恐喝などの嫌がらせです。
そのため、不倫の問題は民法の措置が取られるのに対して、脅迫や恐喝は場合によっては刑法の措置が取られる場合があります。
なので、もし現在嫌がらせを受けていて自分の力ではどうにもならない場合は、弁護士に相談するなどして、法的措置を取り現在の状況を収めるようにしてみてはいかがでしょうか。