ドラマなどで「仮面夫婦」を題材にしたものを見たことがある方もいらっしゃると思いますが、仮面夫婦とは具体的にどういった状態のことを言うのか。
こちらでは仮面夫婦とはどのようなものなのか、その恐ろしい実態や仮面夫婦と呼ばれている芸能人などについて紹介していきます。
目次
仮面夫婦とは
仮面夫婦とは一体どのようなものなのか、ぼんやりとしたイメージしかない方も多いのではないでしょうか。
「愛がないのに結婚している夫婦」や「夫婦のフリをしているだけ」など、人によって様々なイメージを持っているでしょう。
仮面夫婦とはまさに仮面をかぶっているかのような夫婦のことを指し、二人ともが仮面夫婦である場合やどちらか片方が仮面夫婦である場合など、家庭によって様々です。
仮面というのは、「仲が良さそうに見える仮面」のことを指し、「あの夫婦仲が良いよね」と周りに言われていたり、実際仲が良さそうにしているのに蓋を開けてみると険悪である場合などです。
仮面夫婦になると、外では仲良く過ごしているにもかかわらず、家では一言も口を聞かない、一緒に食事をしない、寝る部屋は別々など、一般的な結婚生活とはかけ離れた家庭内別居状態の生活を送っていることがほとんどです。
しかし、そんなに結婚相手に対して気持ちがないのに一緒にいる理由はやはり経済的な面や子供のことを考えてといったケースが多いでしょう。
仮面夫婦の特徴
仮面夫婦と言っても、自分達や周りの人が仮面夫婦なのかは実際よくわからないという人も多いと思いますので、こちらで仮面夫婦の特徴を紹介していきます。
もしあなたにこちらの項目が当てはまるようであれば、もしかすると自覚がなくても仮面夫婦になってしまっている可能性があります。
相手に無関心
「好き」「嫌い」といった何らかの感情があるうちはまだ良いのですが、それよりも厄介なのが「無関心」です。
無関心ということは、相手が何をしようと興味が持てない上に、相手が何時に帰ってこようが気にならなくなってしまい、むしろ「いない方が楽」と思ってしまう可能性があります。
こうなってしまうと、完全に仮面夫婦への入り口となり、悪化すると相手のことを「いてもいなくても同じ」や「空気」といった存在に感じてしまうことがあります。
「空気のような存在」はいいこととも言われますが「無関心さ」が加わるとそれは悪い意味での空気になってしまうかもしれません。
ほとんど会話がない
普通の夫婦であれば、家に帰ると何かしらの話題があり、子供がいれば子供を囲んでみんなでワイワイと話すはずです。
しかし、仮面夫婦は相手と会話をすることが面倒、しんどいと思うが故に、会話をすることにストレスを感じ、必要最低限の要件しか会話をしなくなってしまうのです。
お互いに興味があれば、「今日何があったか」「今度家族で◯◯に行こう」などの会話が自然と生まれるものですが、仮面夫婦はお互いに興味がないので、そんな話はしたくもないと思うものです。
相手に話したいこと、聞いてもらいたいことが何もないという状況になっていることがほとんどですが、第三者を交えると、第三者が話題を発信したりし、それについては盛り上がったりするので、周囲から見ると一般的な夫婦に見えてしまうのです。
世間体を気にしている
世間体を気にしている人の多くは、あえて仮面夫婦を続けようと思っている場合があります。
特に社会的地位が高い人や会社にとってプラスになるような人材で、信頼を置かれている夫婦であれば、「離婚することで名声が得られない」と考えるからです。
男性なら仕事面で、女性ならママ友や主婦友、近所の目などを気にして「離婚して評価が下がるくらいなら仮面夫婦でも続けていた方がマシ」と思ってしまうのです。
子煩悩
子供のことが大好きな人っていると思いますが、そういった夫婦の場合、仮面夫婦を続けてしまう可能性があります。
結婚相手には関心がないものの、子供のことは大好きだし、離れたくないと思っている人が仮面夫婦である場合が多いです。
離婚をすると、必然的に子供が育ての親をどちらか1人選ばなくてはいけませんが、もし自分が選ばれなければ、その時点で子供の成長を間近で見ることはできなくなります。
特に子供が幼いうちに離婚してしまうと、片親であるのが当たり前といった感覚になってしまい、将来的に子供と距離が出来てしまうのが怖いと思っている仮面夫婦が多いです。
一緒に出かけない
人前では仲が良さそうに見える仮面夫婦ですが、基本的に相手のことに興味、関心がなく、一緒に出かけるなんて本当はもってのほか!と思っています。
なので、買い物など一緒に出かける機会は自然と普通の夫婦よりも少なく、周囲の人からは「あまり出かけない」と思われがちです。
しかし、何かの用事で出かけなければいけない時や、人前では二人とも愛想が良く、とてもにこやかなので、一見「仲の良い夫婦」と見られることが多いです。
仮面夫婦だった芸能人
芸能人が離婚や不倫をするとすぐに話題になりますが、仮面夫婦であった場合もすぐに週刊誌などに取り上げられます。
仮面夫婦であるか否かは本人達が肯定しないと分からないものですが、こちらでは「仮面夫婦だった」と確実に証言した芸能人を紹介していきます。
有賀さつき&和田圭
元フジテレビアナウンサーの有賀さつきさんの結婚相手は和田圭さんですが、最初の仲の良さとは一変、「結婚自体が間違いだった」と証言しています。
できちゃった婚で結ばれた二人ですが、もし子供が出来ていなかったら結婚自体していなかったとも証言しているので、最初は仲が良かったものの、仮面夫婦にならざるを得ないくらい辛い結婚だったようですね。
二人で別々のベッドに寝るのはもちろん、夫婦らしい行動は一切なく、愛のない結婚生活に幻滅し、ストレスから毎日嘔吐していたようです。
上戸彩&HIRO
結婚した当初おしどり夫婦と言われていた上戸彩さんとHIROさんですが、実際のところは、子供が生まれてから二人の距離はどんどんと開きつつあるようです。
確かに幼い子供が夜泣きをしたりしたら、多忙なHIROさんは体を休めることができないかもしれません。
しかし、自宅に帰らず50m先のゲストハウスに出入りしているところを目撃されているという情報から、仮面夫婦への入り口に近づいているような気がしますね。
夫婦生活のすれ違いや、「子供のためだけに結婚したんじゃないのに」と上戸彩さんが愚痴をこぼしていることから、このままだと仮面夫婦が確定し、家庭内別居状態になりかねませんね。
仮面夫婦になってしまう原因・きっかけ
どれだけ仲が良かった夫婦でも、いつしか仮面夫婦になってしまうということはよくあります。
こちらでは仮面夫婦になってしまう原因やきっかけを紹介していきます。
セックスレス
どちらかもしくは両方がセックスをしたくないと思っている場合、仮面夫婦に大幅に近づいてしまうことがあります。
夫婦にとってセックスは一種の愛情表現であり、これがあってこそ夫婦生活が上手くいくと言っても過言ではありません。
両方が「したくない」と思っている場合もそうですが、片方が「したくない」と思っている場合は特に相手からの誘いを断ってしまい、火種になる可能性があります。
ちなみに、日本性科学会によればセックスレスとは、「同居している又は頻繁に会っているのに1ヶ月以上性交渉がないカップル」を指すそうです。
浮気が発覚したから
どちらかの浮気が発覚することによって、通常の夫婦であれば「裏切られた」と感じることでしょう。
その際、怒りの気持ちがもちろん出てくると思いますが、人によっては「もう知らない」と相手そのものをシャットアウトしてしまう人もいます。
そうなってしまうと、相手が何をしようが、どこで誰といようが全く気にならなくなり、むしろ自分も何をしても良い、と思うようになってしまうのです。
相手の浮気により傷ついた心を、無関心になることで守っているのかもしれませんね。
最初から興味がない
お見合い結婚や紹介など、自分達の意思ではなく人にくっつけられた場合は、当初から相手に対して興味が持てない場合もあります。
「結婚したからには興味を持とう」と最初は努力してみるものの、何をしても興味が持てなければ、いずれは諦めという気持ちになり、仮面夫婦になってしまう可能性があります。
相手に興味を持とうと思うこと自体を「結婚=ストレス」と感じてしまう人も多く、そういった人は比較的仮面夫婦になりやすい傾向があります。
改善方法
一度仮面夫婦になってしまったら、なかなか抜け出すのは難しく、「仮面夫婦であることが当たり前」になってしまいます。
しかし、せっかく結婚したからには仮面夫婦でいてはもったいないですし、子供がいる場合は、特に子供が状況を察知してしまうことで、精神面でも心配です。
こちらでは仮面夫婦になってしまったらどのように改善していけば良いのか、紹介していきます。
相手に興味を持つ努力をする
仮面夫婦のほとんどは相手に興味がなく、空気のように感じている場合が多いです。
空気というのが良い意味で「いて当たり前だけどいなくなっては生きていけない」と思っているのなら良いのですが、「いてもいなくても一緒」と思っているようでは、相手への関心があるとは言えません。
相手に興味を持つことはとても難しいことではありますが、恋愛結婚である以上、昔は相手のことが好きだったはずです。
何かプレゼントをしてみたり、どこか自分の行きたいところでも良いので誘ってみたり、何か共通の趣味を始めてみたりと、相手に興味を持つ努力をしていれば、相手の方もあなたへの態度が変わる可能性があります。
スキンシップを増やす
仮面夫婦になる原因はセックスレスとも言われているので、まずはお互いスキンシップを取るように心がけましょう。
レスだった夫婦がすぐにセックスをするのはハードルが高いと思いますので、まずは握手や肩もみなどから始めてみてはいかがでしょうか。
そして、手をつないだりキスやハグをしたりして、徐々に相手とのスキンシップを密なものにしていく事で、セックスレスを解消し、二人の関係も解消できるでしょう。
話し合う
仮面夫婦を続けていても、将来的に良いことはありませんし、むしろお互いが無関心であることはデメリットしかありません。
「老後まで仮面夫婦でいいの?」と未来の話をすることで、相手に危機感を感じさせ、現状を打破できる可能性があります。
もし老後まで仮面夫婦だったら、どちらかが倒れた時に発見できるの?誰がお世話をするの?といったように、具体的に想像させることが重要です。
夫婦で出かける
付き合っていた時や仲が良かった時はどこかに出かける事も多かったと思いますが、仮面夫婦になってからは極端に出かけることが少なくなり、当然写真を撮る機会も減っているでしょう。
夫婦でどこかに出かけることによって思い出ができますし、写真を撮ることで、思い出として見返すことで楽しい話で盛り上がることができます。
「結婚してからどこにも行っていなかった」という夫婦ももしかしたらいるかもしれませんが、たまには遠出することで普段感じられない新鮮さを感じることができ、夫婦関係が改善する可能性があります。
まとめ
一見仲が良さそうに見える仮面夫婦ですが、家に帰ると一切口を聞かなかったり、そもそも相手のことが無関心なんていう場合も多々あります。
仮面夫婦が悪化するとストレスの原因になったり、子供の発育にも悪影響なので、できるだけ早く改善することが必要です。
相手のことに興味を持つ努力をしたり、どこかに一緒に出かけたり、スキンシップを増やしたりと、何かのきっかけさえあれば、仮面夫婦を修復することは可能です。