好きになってしまった人が「既婚者」だった、または「既婚者」とわかっていながら好きになってしまった。そんなとき、あなたはどうしますか?
既婚者を好きになり、次のステップ(恋愛・恋人関係)に進むことは、「不倫」もしくは「W不倫」となるため、通常の恋愛とは違い、様々なリスクが付きまといます。
感情に任せて突っ走るのももちろん良いのですが、後悔しないためにも冷静に判断することも大切です。
ここでは既婚男性に惚れてしまった時、どうすればいいのかまだ判断がつかない人に向け、その対処法について紹介します。
目次
とれる選択肢と考え方
既婚者を好きになってしまったときに取れる選択肢には大きく分けて3つあります。
- 進む
- 諦める
- 待つ
思い切って進む
まずは「進む」という選択肢。彼のことがどうしても好きで諦めきれないのであれば、思い切って進むしかありません。
もちろんまだ「好き」という感情だけなので、その後の関係は二人次第なところはありますが、仮に恋愛に発展した場合、二人は「不倫関係」となります。通常の恋愛とは異なり、様々な面でリスクや辛いことが出てくる可能性があります。
それでも彼のことが好きで諦められない、付き合いたいと思うのであれば、思い切ってアプローチをかけたり、自分の気持ちを伝えるなりして次のステップに進みましょう。
ただし、リスクについては理解しておくことをおすすめします
不倫が悪いということではなく、後述している困難が待ち受けている可能性があることを覚悟しておくことが大事です。
不倫には通常の恋愛にはないリスクがたくさんあり、場合によっては良くも悪くもあなたの人生を大きく変わることになります。
今まで培ってきた人間関係や仕事、財産、社会的信用など全てを失ってしまう可能性もあるので、この選択肢を取る場合はそれ相応の覚悟が必要です。
「彼と一緒になれるならどんな結末になっても良い」と言える覚悟があるという方は、一度の人生、自分の信じた道を思い切って進むのはありだと思います。
まだ付き合っていない「好き」という感情の段階では具体的な未来を想像することは難しいかもしれませんが、恋愛に発展し、将来のことを考えるようになると様々な障害を実感することになるのが不倫です。
諦めて退く
既婚男性と恋愛関係に発展した場合、二人の関係は「不倫」になります。不倫は様々なリスクや障害が付きまとう恋愛なので(だからこそ燃えるというのもありますが)、まだ好きという気持ちが抑え込める段階(コントロールできる段階)であれば、「諦めて退く」というのはとてもツラい決断になりますがある意味で最も賢い選択でもあります。
まだ冷静に対応できる方は、この選択肢を選ぶと思います。不倫はそれだけ多くのものを失う可能性が大きいものです。ツラいことではありますが、自分の気持ちとリスクを天秤にかけた上であなたがどちらを選ぶかです。
自分の気持ちを押し殺して彼への気持ちを断ち切るだけで、今まで培ってきたものが崩れることはなく、今まで通りの生活を送ることができます。もちろん、彼に対しての「好き」という気持ちを自分自身で抑えるのはとても大変で、辛いことだと思います。
特に、職場などで毎日顔を合わせる相手だとなおさらです。
でも、今の生活を変えたくない、何も失いたくないという方には、こちらを選ぶしかありません。
彼を好きでいることは自由ですが、もし「付き合う」となった場合どういうリスクがあるか、何が失われる可能性があるか考えると、自然とこちらの選択肢を選ぶ決心がつくのではないでしょうか。
去るときは静かにがおすすめ
もちろんこの場合は自分の気持ちを伝えて退くというよりは、静かに気持ちを抑え込むことが良いでしょう。あんたが一方的に好きになっている場合は、告白してスッキリするのもありですが、その場合、あなたに断る強い意思がないと相手の出方次第では不倫関係に発展してしまう場合があるからです。
待つ
選択肢としては非常にツラい思いをするため、あまりおすすめはできませんが、好きになった男性が今の奥さんと離婚するまで「待つ」というのは不倫のリスクを負わないための一つの選択肢になります。
ただし、離婚するかどうかは彼次第な面もあり、あなたが干渉することが難しいため、好意を持ったまま、見えない未来を待ち続けなくてはならなくなります。あなたがこの状況の中、数ヶ月~数年待ち続けられるのか、そのことをよく考える必要はあります。
また、ただ待っているだけでは、本当に神頼みになってしまうため、気持ちを伝えたり、未来に繋がるアクションは起こしておいた方が良いでしょう。ある意味で「進む」に近い選択肢になりますが、不倫相手に判断を任せる少し危険な選択肢になるかもしれません。
不倫をするリスクについて
彼のことがどうしても諦められず、どうなるかは別として先に進みたいという方はあらかじめ不倫のリスクについてよく理解しておくことをおすすめします。
もちろん周囲にバレずに二人だけの関係を続けていれば何も問題はありませんが、付き合いが長くなればそれだけバレる可能性も高まりますし、次(結婚など)に進むことを考えた場合、隠し続けることは非常に困難になります。
また、彼に奥さんがいる(あなた以外の女性がいる)ことへの嫉妬などあなた自身の精神状態が不安定になってしまうことも考えられます。こういった不倫に関するリスクについて理解しておきましょう。
社会的信用を失う可能性
日本は「一夫一妻制」なので、不倫は法律上認められる行為ではありません。
また、「不倫をしている」というだけで、社会からは厳しい目が向けられます。場合によっては一気に社会的信用を失う可能性があります。近年で言えばベッキーのゲス不倫などは記憶に新しいですね。
例えば、同じ職場で不倫をした場合、あなたと彼どちらもが懲戒解雇になる可能性だってあります。もしそうなれば、次の就職先を探すのにも苦労するでしょう。
相手の家族にバレれば裁判沙汰になることも考えられ、あなたの周りの友人からも距離を置かれてしまう可能性もあります。
社会全体から「あなた」という人間を非難、軽蔑される危険性があります。
高額な慰謝料を請求される可能性
相手の家族にバレた場合、もしくはW不倫であればあなたの配偶者にバレた場合、裁判になる可能性があります。
訴えを起こされた場合、弁護士を雇う費用や調停費用はもちろん、相手方や配偶者から慰謝料を請求されればそれを支払わなくてはいけません。
その費用は一般的には50万円〜300万円と言われていますが、場合によっては1000万円を超える可能性もあります。
高額な慰謝料を請求されると、支払い能力がある方は良いですが、もしなかった場合は借入をしなければならず、まさに借金地獄となってしまう危険性があります。
銀行などで融資が通れば良いですが、このような状況下では融資をしてもらうことすら難しく、結局消費者金融に手をつけてしまい、利息に苦しめられることにもなりかねません。
親や家族と縁を切られる可能性
あなたも既婚者であれば、不倫をしたことを理由に親から勘当されたり、親権をとられ自分の子供と会えなくなる可能性があります。
親に縁を切られれば当然親戚とも疎遠になると思いますし、家族と縁を切られればご近所や周りの友人とも疎遠になる可能性があります。
不倫をしたという事実だけで、周りの人間関係はガラリと変わってしまい、あなた一人孤独になってしまう危険性があります。
今まで生きてこられたのは多かれ少なかれ周りの人の協力があってこそということを忘れてはいけません。
子どもがいる方であれば、大好きな我が子の成長を見守ることができず、好きな時に会えなくなるのは何よりも辛いことです。
不倫によって、あなたを取り巻く環境や人との縁が切れる可能性が高くなるということを覚えておいてください。
彼だけが既婚者であっても、親権云々の問題はないにしても親や周囲の目は冷たくなる可能性は高いです。
婚期を逃してしまう可能性
もしあなたが結婚適齢期であれば、不倫をしていることによって婚期を逃してしまう可能性があります。
不倫で燃え上がっているうちは「彼と一緒にいられればそれで良い」と思うかもしれませんが、不倫関係のままでは結婚することはできません。
もし不倫がバレて彼と別れなければいけないことになった場合、タイミングによっては結婚適齢期を過ぎてしまっているかもしれません。
結婚はタイミングなので、彼との不倫をしているうちに他にもっと良い人が現れ、本来なら幸せな人生を送ることができていたのかもしれません。
彼の子供を妊娠してしまう可能性
よくあるのが彼の子供を妊娠してしまうというケースです。
好きな人との間にできた子供であれば幸せと思うかもしれませんが、相手は既婚者なので、当然産んだとしてもあなた一人で育てなくてはいけません。
また、彼が「産んでくれ」というケースは少なく、多くの場合は「おろしてくれ」と頼まれ、結局彼は責任を一切取らず、音信不通になるというケースも少なくありません。
妊娠するのは女性であり、産むにしてもおろすにしても身体に負担がかかるのは女性です。
いざとなったらいくら愛し合っていても、男性は簡単に逃げてしまう可能性があるということはよく覚えておいてください。
また、もしおろすとなった場合、周りに知られるようなことがあると白い目で見られたり、ひんしゅくをかう可能性があります。
あなた自身が辛い目に合ってしまうことがあるので、不倫相手との妊娠だけは十分に気を付けたいものです。
まとめ
リスクについては少し怖がらせてしまったかもしれませんが、不倫にはこういったリスクや障害が付きまといます。「私は大丈夫」誰もが自分だけは違うと思ってしまうものですが、不倫バレによって不幸になってしまう方もいるものです。もちろん不倫の末、幸せな生活を送る方もいますが。
リスクも含め、自分の気持ちと向き合いどの答えを出すのかをまずはじっくり考えてみてください。
自分の気持ちとリスクを天秤にかけるのはツラいものですが、この冷静な判断の上決めた未来であればどの選択肢であっても、あなた自身が納得することができるようになるのではないでしょうか。