不倫関係も一つの恋愛の形なので「いけない」「やめなきゃ」そう思っていても簡単にやめられるものではありません。ダメだとわかっていても好きな気持ちを抑えることは容易ではありません。何より既婚者、独身に関わらず、ある日突然恋に落ちてしまうことは、決して珍しいことではありません。
しかし、「いけないことをしている」という罪悪感を抱えながら恋愛をしているのはとても辛いものです。
自分や周り、不倫相手や不倫相手の奥さんに罪悪感を感じてしまう人の気持ちを少しでも楽にするための罪悪感を消す方法を紹介します。
目次
あなたが罪悪感を感じてしまう原因・理由は?
当然ですが不倫をしている人全員が罪悪感に苦しんでいるわけではありません。中には一切悪びれる様子もなく平気で不倫を楽しんでいる方もいるものです。
例えば、過去に不倫をしたことがあったり、今のパートナーへの愛情が完全になくなってしまっている場合は、不倫への罪悪感を感じない人も多いです。
罪悪感を感じてしまうのはなぜなのか?罪悪感を感じてしまっている自分を認めてあげるためにも、まずは強い罪悪感に苛まれやすい方の特徴を知り、当てはまるところがないかチェックしてみましょう。
真面目で誠実な人
比較的真面目で誠実な性格の方は、不倫に対して罪悪感を強く感じてしまう傾向があります。
世間体を考えたり、相手の家族の気持ち、自分の旦那さんの気持ちを考えられる人は、不倫をしてしまっている自分を責めてしまっているのではないでしょうか。
あなたは根が優しく真面目な人なのかもしれません。不倫に対して罪悪感を感じない人よりは余程マシですが、その生まれ持った真面目な性格が不幸にも自分を苦しめてしまっています。
満たされている人
不倫中の今現在も旦那さんや子供と仲が良かったり、一見すると普通の仲の良い家族に見え、何不自由なく暮らせている人は、自分の行いに対して罪悪感を感じることがあります。
「なぜこんなに幸せな生活を送れているのに不倫をしてしまうんだろう」と疑問を持ったり、自分を責めてしまいます。幸せな家庭があるからこそ、それが罪の意識へと変わります。
夫婦仲が良く、子供との関係も良好でお金にも困っていない。毎日充実した生活を送っている人こそ、満たされすぎて刺激が欲しくなり不倫をしてしまうというのは不倫のキッカケとしても多いです。
不倫のリスクを理解している人
不倫をするとバレた時のリスクがとても大きく、失うものもたくさんあります。
社会的信用に始まり、場合によっては多額の慰謝料も支払わなくてはならず、家族や友人とも疎遠になってしまう可能性があります。
そういったリスクや失うものについて、冷静に考えられる人はもしもの時を考えると「どうしてこんなことをしてしまったんだろう」「私、何してるんだろう」と自分を責め、酷い罪悪感に襲われてしまうことがあります。
もしもの時を考えられるというのは、ある意味でリスク管理ができているとも言えますが、深く真剣に考えすぎてしまうが故に罪悪感を強く感じてしまいます。
罪悪感を消すには?罪の意識を消す方法
罪悪感を抱いてしまう人にも人それぞれに色々な背景がありますが、罪悪感を抱えたまま恋愛を続けるのはとてもツラいことです。抱いてしまった罪悪感を消すには具体的にどうすればいいのか?
不倫そのものを辞めれば罪悪感は消せると思いがちですが、すでに罪悪感を感じてしまっている方は、不倫をやめたらやめたで不倫をしていた事実に苦しめられることも多いです。
そういった不倫中、または不倫関係を解消したにも関わらず罪悪感を感じてしまう方に実践してもらいたい、罪悪感をなくす方法を紹介します。
不倫をしているのは自分だけじゃないと言い聞かせる
自分の周り、または芸能界などで起こる、他人の不倫事例に目を向けてみましょう。
例えば、最近では芸能人の不倫がニュースなどでも度々話題に上がります。少し思い出してみるだけでも何人か名前が挙げられるのではないでしょうか。それだけ多くの芸能人が不倫をしているという事実の裏付けであり、これは一般人も例外ではありません。
芸能界をはじめ、身近なところでも不倫はよくあることで、表向きになっていないだけで実はそんなに珍しいことではありません。
他人の不倫事例と自分を照らし合わせて「〇〇さんも不倫している」「〇〇だって不倫している」「仕方ないことなんだよね」と不倫者と気持ちを共有・共感させることで「自分だけじゃない」と思うことができ、罪悪感を少し払拭することができます。
「純愛」だと言い聞かせる
不倫というのは良くも悪くもリスクや障害がつきものです。そんなリスクや障害を乗り越えて、または受け入れて関係を続けている二人の愛はある意味で「純愛」「真実の愛」ということができるのではないでしょうか。
普通の恋愛で言えばそこには「お金」や「ステータス」といった「損得勘定」が含まれていることが往々にしてあります。その点不倫に関して言えば、お互いに、もしくは相手にパートナーがいるので、少なくともそういった打算的な恋愛ではないのではないでしょうか。
不倫では「既婚者なのに好き」という、「好きで仕方ない」というシンプルな感情で恋愛関係が成立していることも多く、これはまさに純愛と言っても過言ではありません。
リスクを承知で付き合っている二人、障害を物ともしない二人の愛は純愛、不倫こそが「純愛」と言い聞かせることで罪悪感は少し軽くなるはずです。
不倫は犯罪ではない
不倫は犯罪、または法律違反だと思っている方が多いと思いますが、それは間違いです。
確かに「不貞行為をすると離婚原因になる」とは記されていますが、「不貞行為自体が法律違反」だとは記されていません。
民法第770条を読めばわかることですが、裁判上の離婚に対する事由として「不倫」や「不貞行為」が対象となるだけで、実際に不倫が禁止されている訳ではありません。
もちろん、裁判沙汰になれば不倫をしている側が訴えられ負けてしまう可能性が高いですが、不倫をしていたからといって刑務所に入る訳でもなければ、前科が付く訳でもありません。
「不倫は悪」という世間一般のイメージが先行し、「法律違反」を恐れて罪悪感を感じていますが、きちんと民法を理解すると罪の意識は軽くなるのではないでしょうか。
あなただけの責任じゃない!配偶者の責任を考える
あなたが既婚者であれば、配偶者にも責任がないか考えてみましょう。
例えば、「仕事ばかりで構ってくれない」「夫も不倫をしている」「金銭的にゆとりがない」など、実際に様々な理由から満たされず不倫をしている女性は多いです。
もちろん不倫をしている方が悪いと言えばそうですが「あなたが◯◯だから私が不倫をしている」というのはよくある不倫のケースです。決して正当化するわけではなく、現実にあなただけに問題あるとは言い切れないのが事実です。
夫婦関係はあなたの努力だけではなく、配偶者の努力によっても成り立つものです。二人で寄り添って作り上げていく関係なので、相手が全く協力してくれない場合は「不倫をしても仕方ない」と割り切りましょう。
人生は一度きりだと割り切る
あなたの人生はあなただけのものです。自分を一番大切にするのは決しておかしいことではありません。こんなことを言うとサイコパスだと罵られるかもしれませんが、外野の言うことは無視してしまいましょう。
自分の気持ちに正直に生きるのは、自分を縛り、不自由に暮らす人よりももしかしたらずっと幸せなことかもしれません。
人生は一度切りです。今しかできないこと、感じられないことを大切にするのは決して悪いことではありません。自分の人生を生きると決めれば、罪悪感も消えるのではないでしょうか。
素敵な相手と出会ったなら、罪悪感を感じてビクビクしながら辛い思いで付き合っているよりも、その人と一緒にいる幸せを噛みしめ、前向きな気持ちで恋愛をしていた方が人生は豊かになるはずです。
ここまで割り切ってしまうのはなかなか難しいかもしれませんが、これも一つの考え方です、罪悪感に押しつぶされそうな人はもう考えるのをやめて解放的になってしまうのも一つの方法です。
まとめ
不倫にのしかかる心の問題「罪悪感」。罪悪感を感じてしまう人にも色々なタイプの人がいますが、自分を知り、認めてあげることで罪悪感が和らぐこともあります。
後ろめたい気持ちがあるとどうしても罪悪感を感じてしまいます。そういった場合はうまく付き合っていくことも大事ですが自分を苦しめすぎないことも大切です。
不倫の捉え方を変えることで罪悪感はいくらか軽減できるものです。ゼロにすることは難しくても軽減することはできるので少しでも気持ちが楽になるように少しずつでも考え方を変えていくのはおすすめです。それでも深く考え込んでしまい、罪悪感に苛まれるようなことがあれば、時には諦めることも必要です。自分を責め続けながら関係を続けるのは困難であり、危険でもあります。
好きになった人を諦める方法については「危険な恋・叶わぬ恋の諦め方!好きになった男性への気持ちを断ち切る方法」でも解説しているのでどうしても罪悪感に耐えられない人は諦めることをおすすめします。もちろん諦めるのも簡単なことではありませんが、今の不安定な精神状態をい続けるのには十分注意してください。
どう進むのかはあなた次第ですが、不倫相手のことを好きな気持ちが本物なら、割り切って恋愛をすることも大切なのかもしれませんね。